投資信託のキホン!投資信託の魅力とは?
ここがポイント
投資信託は資産運用の専門家に運用をおまかせできる商品
少額で様々な資産、国・地域に分散投資可能、投資全体のリスクも低減
収益を投資家に還元する分配金が出る商品も
投資信託とは?
投資信託とは、投資家から集めたお金を資産運用の専門家が運用し、得た成果を投資家に分配する金融商品のことです。
株式投資とのちがい
投資のプロに運用を任せられる
株式投資では、どの銘柄をどのタイミングで売買するべきかといった判断をご自身でしなければなりません。
一方、投資信託では、それらのことを運用の専門家に任せることができます。
少額から分散投資ができる
投資信託では、資産運用の専門家が投資家から集めたお金を様々な資産、国・地域に分散して投資することで、投資全体のリスクを低減しています。
投資家は、投資信託を購入することで、少額でも分散投資を行うことができます。
- 投資信託は元本保証の商品ではありません。
保有中にもコストが発生する
「投資信託」は、「投資」を「信じて託す」という名前の通り、多くの投資家から集められたお金を資産運用の専門家(委託会社)の指示のもと売買を行い、信託銀行(受託会社)が資産の保管・管理・運用を行います。
この保管・管理・運用を行うことに対して、コスト(信託報酬)が発生します。
例えば信託報酬が年0.4%の場合、投資信託の保有金額に対して年間で0.4%を運用管理費用(信託報酬)としてご負担頂く事になります。
「分散投資」の魅力
単一銘柄へ集中投資した場合、その銘柄の価格の上がり下がりがそのまま資産の増減に反映されるため、分散投資に比べて、資産の変動が激しくなる傾向にあります。
一方、投資信託のように、複数銘柄へ分散投資した場合、それぞれの銘柄の価格は、常に同じように動くわけではありません。このため、ある銘柄の価格が値下がりした分を他の銘柄の価格が値上がりした分で補うといったことを利用して、資産の変動を比較的緩やかにすることができます。
- ただし資産の変動を穏やかにするとは限りません。
投資信託の「分配金」とは?
投資信託の分配金とは運用によって得られる収益を投資家に還元するお金です。
分配金には、「普通分配金」と「元本払戻金(特別分配金)」の2種類があります。
「普通分配金」とは運用益から支払われ、配当所得として課税対象※となります。
「元本払戻金(特別分配金)」は、元本の払い戻しとみなされ、課税されません。
NISA口座の場合は非課税
銀行預金の利息とは異なる
投資信託の「分配金」と銀行預金の「利息」とは、大きく性質が異なります。
銀行預金の「利息」はあらかじめ決められた利率に基づいて支払われる一方、投資信託の「分配金」は投資信託の運用実績によって変動します。
分配金は必ず出るものではない
分配金が出るタイプの投資信託と出ないタイプの投資信託があり、それぞれにメリットがあります。
分配金あり
定期的に分配金が出て利益が確保できる
分配金なし
純資産額に組み込まれて運用されるため、複利効果を期待できる
つみたて設定や購入する時に分配金の設定を「再投資型」にすることで分配金を受け取らず、その商品に再投資するよう設定することもできます。
その場合、分配金なしの商品のように複利効果が期待できます。